<京都工芸繊維大学:繊維学部発祥から120周年>

京都工芸繊維大学(1949年新制大学として設置)の繊維学部は、明治32年(1899年)の官立蚕業講習所官制改正によって京都市北区大将軍坂田町に設立された京都蚕業講習所を前身としています。大正3年(1914年)に文部省直轄校の京都高等蚕業学校、昭和6年(1931年)には京都高等蚕糸学校と改称されますが、設立当初から養蚕・繊維に関する教育研究を担ってきました。

今年2019年には、京都蚕業講習所として京都の地に設立されてから、ちょうど120周年目を迎える節目の年にあたります。嵯峨キャンパスにある生物資源フィールド科学研究部門は、繊維学部発祥から120周年に当たる今年は、京都高等蚕糸専門学校の実験実習桑園として設置されてからは99年目、大学付属農場として設置されてからは70年目にあたりますが、設立当初より蚕業を担う実験実習桑園としての役割を担い続けています。