本学は,明治32 (1899) 年 葛野郡衣笠村(現 京都市北区大将軍坂田町)に創設された農商務省所管の京都蠶業講習所に端を発して,大正3 (1914) 年に 文部省直轄校 京都高等蠶業學校、昭和6 (1931) 年に 京都高等蠶絲學校、昭和19 (1944) 年に 京都繊維専門學校と改称することで繊維全般の学術研究および教育機関となり,昭和24 (1949) 年に京都工業専門学校と統合して京都工芸繊維大学となりました。また,生物資源フィールド科学教育研究センター (CBFS)は,京都高等蠶業學校時代の大正10 (1921) 年に嵯峨村(現 京都市右京区嵯峨一本木町)に設置された実験・実習桑園に由来しており,現在も「蚕糸生物」およびその関連分野の教育・研究活動を行なっております。

本ギャラリーは,各時代の学校・研究室が所蔵してきた教育資料や研究成果を預かる形で収蔵されてきたものと,本学元教授 髙濱(一田)昌利 先生が個人的に収集を進め,退職時に本学へと寄贈された養蚕関連器具や研究用道具から構成されています。令和4 (2022) 年11月12日「嵯峨キャンパス開設100周年記念事業」よりCBFS本館一角にて公開が始まりました。 本学を含む大学生の養蚕関連実験・実習,CBFS主催の親子体験教室,蚕を通じた小中高等学校への連携事業などにおける教育活用と同時に,蚕糸科学に関する学術研究資料の提供を目指しています。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

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蚕糸ギャラリー所蔵品集を刊行しました