2015年12月、タイ・シリキット王妃養蚕部門の研究員3名が本学において実施された1ヶ月間の研修プログラムを修了。本研修は、 同部門よりKIT国際学術交流クラブ・バンコク事務所を通じて、養蚕研 究で長い歴史を持つKITに対し、若手職員の研修を行って欲しいという要請があったことから実現した。研修は主に生物資源フィールド科学研究部門の一田昌利准教授や繊維 学系の安永秀計准教授らの指導のもと、繊維、染色、テキスタイルデザインについて行われた。京丹後市や西陣等、京都の企業・工場の見 学のみならず、長野県岡谷市の蚕糸博物館や石川県加賀市の繊維機械製造工場を訪問し、日本の養蚕業全般を俯瞰する極めて多岐にわたる研修プログラムとなった。同部門とは今後の連携について協議が続けられ継続している。また、研修に参加した研究員との交流は現在も続いており、技術指導、情報提供を行っている。(KITインターナショナルジャーナルVol.24から抜粋改変)

桑の溶液栽培見学(岡谷市)

横浜市内見学風景