長岡准教授が進めてきたカイコガ研究に基づいた 「転写・翻訳共役型無細胞系タンパク質合成」にかかる出願中の特許が、2021年7月30日に登録、同年8月18日に発行されました。こちらで公開されています。

このような無細胞系タンパク質合成は、従来の生細胞を用いたタンパク質合成系とは異なり、生物体の生命を断つ必要がなく、細胞培養などの操作・時間も不要であり、遺伝子組み換え実験を伴わずして、効率的にタンパク質合成を行うことができるというメリットがあります。実際に試験管から直接に合成したタンパク質を取り出すこともできます。